1月に読んだ本 Books what I red on Janualy

バンクーバーの図書館で見つけて、その場で1時間半くらいで一気読みしてしまった。

「少女は卒業しない」。朝井リョウさんは、リレー形式のリズム良い高校生世代の小説がいつもながらうまいものだ。

2011年に新本で300円で買ったもの。確か北千住のルミネの８階で。長谷部誠さんが「心を整える」を出版した頃で、水嶋ヒロさん共に27歳の頃の対談が今読んでも面白い。

冒頭方引き込まれます。「自然と本と旅が子供には必要だ」と子供２人連れて３人で北海道へ移り住んだヤマザキさんの母。彼女も苦しいイタリア貧乏時代があったようだけれど、それはお金では変えがたい心を耕す時間だった。なんども読み返したい良本。最近、でた「ヴィオラ母さん」も気になっています。

藤谷治さんといえば「船に乗れ！」の３部作。学生の時に読んで、ものすごい読後感。他の著作も読んだけれど、あまり印象に残っていない中で、こちらのエッセー。これはとてもよかった。いいとこのお坊ちゃんとして鎌倉で音楽の英才教育を受けた藤谷さん。中でも、チェロが盗まれた話は、当時話題になって知っていたが、その詳細については知らなかったため、こんなことになっていたとは！本当に嘘のようなほんとの話で驚いた。作中に出てくる様々なクラッシック音楽も、読みながらYouTubeで探して聴きながら読んでみたりしてみた。学生の頃はそんなことできなかったから、いい時代になったものだ。